〜全ての女性に癒しと潤いを〜

肌のうるおいを保つには…

 

肌のメカニズム

 

 

年齢を重ねるたびに、肌の水分は失われ肌の保湿力がなくなってきますが、肌の潤いがなくなる原因には、年齢以外にはどのようなことが原因になるのでしょうか?

肌の潤いがなくなるのは、空気の乾燥、湿度、紫外線などの外的要因と不規則な食事生活、ストレス、たばこなどの内的要因が影響しています。

 

肌に潤いがなくなると、実年齢よりも老けて見られるだけでなく化粧のりが悪くなり、化粧映えのしないネガティブな表情になります。

実際、肌に潤いを与える化粧品を使うことは大切ですが、バランスが取れた食事、美容ドリンクなど体の内側からも肌の潤いを心がけましょう。

 

肌に潤いがなくなる乾燥肌は、冬に良く起こる肌トラブルの一つでしたが、近ごろでは一年中乾燥肌に悩んでいる人も少なくありません。

それは、夏には、エアコンがきいた部屋、冬にもエアコンがきいている部屋で過ごすことが多く、一年を通して肌の潤いがなくなる生活環境にいるといえます。

 

また、夏には、強い紫外線を浴びることで肌の水分と皮脂が奪われ、肌荒れやニキビなどの肌トラブルが増えるのもこの時期です。

肌のターンオーバーの乱れで肌の水分と皮脂は大幅に奪われてしまいます。

 

偏った食事も大きな原因で、最近では外食する人が増え、ファーストフードなど欧米食事スタイルが増えていますが、野菜の栄養素は、肌の潤いを保つのに必要です。

 

 

しかし、現代人は、肌の潤いに必要な栄養素が不足しています。

また、肌を強くこする間違ったスキンケアは、肌トラブルを招き、お酒の飲みすぎ、夜更かしなど不規則な生活習慣で、代謝機能低下により血流も滞りがちになります。

 

 

潤いのためには洗顔がポイント

 

 

肌の潤いには、マイルドなクレンジングと洗顔がポイント

◇肌に潤いを与えるクレンジング

・ミルク

・クリーム

・リキッド

・オイル

クレンジングにも数種類のタイプがありますが、中でも肌に潤いを与えるソフトなクレンジングは、ミルクタイプのクレンジングです。

オイルタイプのクレンジングは、洗浄力が強く肌への刺激も強いので、使い方に気を付けましょう。

 

夏場は、汗などの汚れをすっきり落とすため、オイルタイプのクレンジングを使っている人が多いと思いますが、秋、冬には、肌にマイルドなミルクやクリームタイプのクレンジングに替えましょう。

 

 

乾燥肌におすすめしないのが、拭き取りタイプのクレンジングです。

拭き取りタイプのクレンジングは、時間がない忙しい人には手軽にメイク落としできて便利な反面、肌への刺激・摩擦が強く肌質が弱いタイプの人や肌の保湿を考えた場合は使わない方が良いでしょう。

ですので、肌への刺激が少ない、ぬるま湯で洗い流しできるタイプのクレンジングがおすすめです。

 

 

効果的なクレンジングタイム―バスタイム

 

 

「毛穴の中の汚れやメイク汚れをすっきり落としたいクレンジングを効果的に行うには、毛穴が十分開いているときがベストです。

そのことを考えると入浴中が最適ですが、入浴中以外は、蒸しタオルを顔の上に載せるなどして、十分に毛穴を開かせてからクレンジングをします。

 

◇肌の保湿成分「セラミド」

水分を肌にたっぷり与えてあげると、肌の保湿は、それでO.Kと考える人が多いと思いますが、実際、保湿成分を補ってあげないと、水分蒸発量が多いだけで、肌の保湿に効果的とは言えません。

ですので、保湿成分がたっぷりと含まれている化粧品を選びましょう。

 

◇NGクレンジング

界面活性剤入りのクレンジングは、細胞間脂質(セラミド)を奪い取ってしまいます。肌の潤いは、約8割は、細胞間脂質(セラミド)が補っているので、クレンジングによって脂質が奪われてしまうと、肌の乾燥が進んでしまいます。

クレンジングの仕方

クレンジング剤を掌に載せて少し温めてから顔に載せます。

指の腹を使って、クルクルと小円を描くようにしてメイクになじませて汚れを落としていきます。

顔の中でも目元や口周りは、特にデリケートな部分なので、皮膚の上でクレンジング剤を転がすようにしてソフトにクレンジングします。

肌の乾燥を防ぐソフトな洗顔

洗顔の泡を洗い流すときのお湯の温度がポイントになります。熱すぎるお湯は、肌の潤い成分である皮脂まで洗い流してしまうのでNGです。

洗顔後は、乾いたタオルで、肌にソフトタッチ、水気を吸い取るような感じで拭き取ります。

 

 

洗顔後の化粧品

 

 

◇化粧水

洗顔後につける化粧水は、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸など保湿成分がたっぷり配合されているものを選びましょう。

手に化粧水を取り、手のぬくもりが伝わったら、肌にプレスするようにしっかりと保湿成分を浸透させます。

肌の角質層に潤い成分が蓄えられ、肌を乾燥から守るバリア機能が高められます。

保湿化粧水の選び方ポイントとして、肌質と同じ「弱酸性」、「保湿成分が豊富」、「化粧水分子が小さく」角質層に良く浸透するものを選ぶようにしましょう。

 

 

◇乳液・クリームのオイル成分で保湿力アップ

保湿力の高い化粧水を使っても、乳液やクリームを使って蓋をして保湿成分を閉じ込めなければ効果的とは言えません。

化粧水をつけた肌にオイル成分が含まれている乳液やクリームで蓋をしたことで、成分が蒸発するのを防ぎ 肌の潤いとみずみずしさが守られ、肌の保湿持続時間が長くなります。

 

◇基礎化粧品の効果を高めるには…

基礎的なスキンケアに美容液を使ったり、目元集中ケアクリーム、ミネラル、アミノ酸が含まれた海藻エキスコスメを使ったり、基礎化粧品の効果を高めるスキンケアで、肌の保湿力を高めましょう。

 

◇体の内側から肌の乾燥対策

体の外側からのケアだけでなく、食事や規則正しい生活習慣など体の内側からのケアも大切です。

 

◇とってはいけないもの

タバコは、毛細血管を収縮させ、血液循環を悪くし、皮膚代謝も低下させてしまいます。

 

 

まとめ

 

 

肌の潤いを保つのに重要な3つの保湿成分は、「皮脂」「天然保湿成分」「細胞間脂質」です。

洗顔やクレンジングは、これら3つの保湿成分を失わせ、肌の乾燥を促進させてしまう原因になります。

ですので、肌にマイルドな洗顔料とクレンジング選びは大切で、クレンジングや洗顔後の保湿スキンケアも大切です。

肌の潤いは、「皮脂」約2%、アミノ酸などの「天然保湿成分」約18%、「細胞間脂質(セラミド)」約80%で、保たれています。

ですので、圧倒的に「セラミド」が多く含まれている化粧品を選んで使うと、肌の潤いを保つことができます。