『ほうれい線』という言葉、よく耳にしませんか？
「最近ほうれい線が気になってきたの…」「ほうれい線がなかったらもう少し若くみえるのに…」年齢を重ねた女性の会話でよく使われますよね。
そもそも『ほうれい線』の正体は何なのでしょうか。今回は、ほうれい線について、掘り下げていきたいと思います。
「ほうれい線ヒトの鼻の両脇から唇の両側に伸びる２本の線のこと。シワではなく、頬の境界線である。」と定義されています。
まず、ここで疑問が生まれたのではないでしょうか。
ほうれい線とは
「ほうれい線＝シワ」と思っている人が大多数だと思います。私もそう思っていた一人です。一般的には、シワの概念ですね。
なぜそのように思うのかというと、年齢を重ねるにつれて、どんどん目立ってくるからです。
つまり、深く濃くなっているのです。
その要因として考えられるのが、紫外線や乾燥・生活習慣の乱れによる肌のたるみです。この頬のたるみこそが、ほうれい線をシワと思わせる最も大きな要因だと考えます。
ほうれい線は見た目の印象を大きく変えます。
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか？人の印象というのは出逢って３～５秒で決まると言われています。
もし、あなたがほうれい線の目立たない顔立ちであれば、とても若々しい印象を持たれるでしょうし、またそうでなければ、残念ながら実年齢よりも老けた印象を持たれるでしょう。
それぐらい印象を大きく左右するものだということを意識していると、今までの生活習慣を改善しようと思えるチャンスにもなります。
是非、鏡で自分の顔を観察してみましょう。
ほうれい線対策はいつからするべき？
遅かれ早かれ、多少は目立ってくるのがほうれい線です。
目立ち始めるのは何歳ごろでしょうか。一般的には３０代です。女性の肌のピークは２０代前半です。
余談になりますが、顔だけでなく頭皮もその頃がピークと言われており、そこから何もしなければどんどん衰えていく傾向にあります。
ハリや弾力、表情筋、皮脂の分泌作用に至るまで、徐々に衰えていくのです。すぐには表面化しませんが、年齢を重ねるとその差が大きく表れることになるのです。
だからこそ、２０代前半からのスキンケアは非常に重要であり、さらには、食生活や生活習慣に気を付ける必要があるのです。
過度なダイエットや喫煙、飲酒、運動不足など、どれも完全に辞めるのが一番良いのですが、ストレスも肌には大敵です。
過度なことはせずに、無理のない程度に控えるのが効果的でしょう。
若い時の生活習慣が１０年以上経過した頃、様々な要因とともに頬のたるみとなって、ほうれい線が濃くなり目立ってくる、これが３０代という答えの原因なのです。
ほうれい線のできる理由
また、ほうれい線には面白い情報もあります。
・丸顔の人はほうれい線ができやすい。
・ほうれい線は食べ方が悪いとできやすい。
・よく笑う人はほうれい線ができやすい。
などです。
最初の情報は、骨格の問題です。エラ張っていないと、頬のたるみがダイレクトに真下に及ぶからです。
そういう意味では、面長やあごが細い人は要注意かもしれません。
２番目は、食べ方＝噛み方です。同じ方向の頬ばかりで噛んでいると、鍛えられる表情筋に偏りができてしまい、よく噛む方は濃く、
あまり使わない方は薄くという、アンバランスな状態になってしまいます。
最後の情報は、結論からいうと本当なのですが、これに関してはメリットが多くあります。
笑顔は顔全体を大きく動かすため、表情筋が鍛えたれ、たるみの解消やリフトアップの効果が大きく期待されます。
ほうれい線も気になるところですが、他の部分のシワ対策には絶大な効果があります。
ただし、ここでとても大切なことは、思い切り笑うことです。
口角だけあげた微笑みのようではなく、心の底から思い切り笑うことが重要です。
ちなみに、ほうれい線は英語で「smile line（スマイルライン）」とも言われています。これを聞けば、この意味も納得できますね。
ほうれい線対策
ほうれい線について述べてきましたが、年齢とともに目立ってくるのは間違いなく、そのスピードをいかに緩やかにできるかが重要なのです。
もちろん、美容整形などで人工的に若返らせることは可能ですが、やはり本物の美しさを手に入れたいと思うのが、美の追求者です。
乾燥・紫外線・食生活・スキンケア・ストレス、例に挙げるときりがないですが、若い頃の生活習慣がポイントなのは真実です。
また、諦めないことと続けることも非常に大切です。最近ほうれい線が気になってきた人は、さっそく生活習慣を見直してみましょう。
そして、できることから無理のない程度に続けていきましょう。
ほうれい線のまとめ
ほうれい線は、諦めて放ってしまえばどんどん深く濃くなっていきますが、今から頑張ってケアしていけば、薄く短くすることは可能です。
言い方を変えると、ケアすることでほうれい線を目立たなくすることができるということです。
最後に、このような意識を持つことが美しくなるために最も必要なことだと、私自身は考えています。
美意識こそが人を美しくする効果的な方法ではないでしょうか。
