顔は年齢を一番感じやすい部分です。
それは、毎日鏡で見ているからこそ余計に感じるのであって、加齢によるシワやくすみなどは、美を意識する女性にとっては永遠の課題です。
今回は、そんな女性の悩みの代表ともいっても過言ではない『ほうれい線』について記述していこうと思います。
ほうれい線とは
『ほうれい線』はどこの部分を指すのかご存知でしょうか?
ほとんどの人が知っていると思いますが、鼻の両側から唇の両側に伸びる2本の線のことです。
そもそも、シワという定義はないのですが、加齢によるたるみによって頬が下がってくることにより、どんどん目立ってくるのです。
この濃くなった線を一般的に『ほうれい線』といいます。
濃くなってしまったほうれい線は、美容整形でもしない限り完全になくすことは不可能です。しかし、薄くすることは可能です。
その方法は、食生活で内部から働きかける方法と、マッサージやストレッチ、スキンケアなどの外部から働きかける方法です。
これだけ聞くと、とても面倒な印象ですが、普段の生活に少し取り入れるだけのとてもシンプルで簡単なものです。
では、紹介していきましょう。
生活習慣を見直す
まずは食生活です。ビタミンCとコラーゲンを意識しましょう。
共に肌の弾力、つまりハリを保つためには必須の栄養素です。
これが減少することによって、どんどん重力に負けていき、ほうれい線が濃くなってしまうのです。
しかし、残念ながらコラーゲンは摂取したからといって、そのままの状態で体内に吸収されるわけではありません。
生成には、肉や魚の動物性たんぱく質が必要です。
なので、ビタミンCとコラーゲンを意識した食生活というのは、肉や魚・野菜をバランスよく食べるということです。
さらに、噛み方も意識してみましょう。鏡を今一度よく見てみてください。
あなたのほうれい線は左右対称ですか?
人間には誰しも噛み癖があり、よく使う方のほうれい線は薄くて短いのです。
この原因は、表情筋を偏って鍛えているからです。
私も噛み癖が酷く、右側のみでいつも噛んでいたので、ほうれい線が右側だけ薄く、しかも右頬だけ上がっています。
最初から両側で噛むのは相当難しいので、意識して少しずつ慣れていきましょう。
ほうれい線対策は表情筋を鍛える
ほうれい線が濃くなる原因は、前述したとおり顔の筋肉の衰えです。
それが頬のたるみとなって、ほうれい線も目立ってくるという仕組みです。
表情筋を鍛えることによって、それを改善することができます。
湯船につかっている時やテレビを見ている時など、隙間時間にできる簡単なストレッチを紹介します。
まずは口を閉じたまま、舌を唇の裏側・歯茎の上にしっかりとつけます。
そして、舌をゆっくり大きく時計回りに回します。
鍛える偏りがないように、反対側も同じ回数だけ回します。これだけです。
私も実践していますが、意外ときつく、今表情筋を使っている!という感じがすごくあります。個人差はあますが、ストレッチの中でも早めに効果を感じやすいのでおすすめです。
しっかり保湿することでほうれい線を対策
肌のトラブルで大敵な紫外線は、肌にあらゆる悪影響を与えます。
その代表的なものは乾燥です。
年中紫外線は存在しており、目に見えないものなので、完全に紫外線をカットすることはできません。
なので、乾燥した肌にはしっかりと水分補給をしてあげることが重要なのです。
乾燥した肌に最も適しているのは『セラミド』という成分です。
化粧品の裏側に必ず成分が表示されています。今お使いのものやドラッグストアなどに行った時、是非見てみて下さい。
これから日差しが強くなる時期なので、これから購入するにはセラミド成分の入ったものが良いですね。
さらにマッサージを一緒にすると効果的です。
しっかりと化粧品を手のひらで馴染ませて、頬からこめかみに向かって引き上げるようにリンパを流します。
この時にあまり強い力にならないようにして下さい。肌に負担がかかって、肌トラブルの原因になります。
ほうれい線も引き上げることにより薄くなります。継続することで、どんどん目立たなくなっていくでしょう。
ほうれい線をなくす方法のまとめ
今回は『ほうれい線』をピックアップして、その方法をご紹介しました。
最初にも伝えましたが、ほうれい線を完全になくすことはできません。薄く短くすることは可能です。
しかし、今の段階では物足りないかもしれないですが、10年後を想像してみて下さい。
濃くなったほうれい線のある顔と、しっかりケアをしてきた薄いほうれい線のある顔、この2通りの顔つきは全く印象が変わります。
とても若々しく見えるのはもちろんのこと、自分への自信にも繋がるでしょう。
あなたはどちらの未来がいいですか?
また、どんな時にも共通していえることですが、肌に感謝しながら信じながらケアしましょう。
「いつもありがとう」「あなたの筋肉、本当はこの場所ですよ」など、私はいつも語りかけながらしています。
傍から見るとかなり奇妙ですが、再生力を信じることも大切なことだと痛感する日々です。