特に今のようにブログを書くことをお仕事にしていると職業病とも言えます。
そこで、今回は療術師の先生に肩こりについてインタビューしてみましたので肩こりで悩まれている方は参考にしてみてくださいね。
東洋医学を受診される女性の一位は「肩こり」の患者さんです。
私はこの道一筋に40年以上頑張っていますが、以前は「肩こり」といえば年齢層が中高年の人が大半でしたが、最近は30歳代の若い人が中心になってきました。
厚生労働省の「国民の健康意識調査」でも女性は「肩こり」と「腰痛症」が一位と二位を占めています。
現代では「肩こり」は多くの女性の共通の悩みといえると思います。
何故「肩こり」の患者さんの年齢が中高年から若年層にまで拡大してきたのかを検証してその対処法を紹介していきたと思います。
肩こりを訴える人の職業の一位は「デスクワーク」の人です
では何故デスクワークの人に肩こりの人が多いのかを検証してみましょう。
その最大の原因はデスクワークのときの椅子の座り方に問題があります。
肩こりの原因になる座り方を検証してみましょう。
(1)両肘が腋から離れて横にせり出しています。
(2)背中や腰が極端に丸くなっています。
(3)右利きの人の右足が左足より前に踏み出しています。同じように左利き人の左足が右足より前に踏み出しています。この足の配り方は、腰に想像以の負担を掛けます。
(1)両肘を軽く脇に近付けておきます。
(2)腰が丸くならないで腰も背中も自然に伸びています。
(3)右利きの人は左足が右足より前に踏み出しています。左利きの人は右足が左足より前に踏み出しています。
空調の効いた部屋は肩こりになりやすい
空調の効いた部屋で働くと肩こりなりやすくなります。その原因を検証してみましょう。
一番冷えやすい体の部位は、下半身、特に脹脛(フクラハギ)です。
その次に冷えやすい部位は首(頸)と肩(僧帽筋)です。
夏は冷房の影響で冷えるのはよぐ理解できます。
ところが暖房の効いた部屋でも下半身、特に脹脛はよく冷えます。暖房の効いた部屋でも冷える原因を説明しましょう。
温かい空気は上昇して天井の周りに滞留します。その温かい空気が冷えると床面に降りてきて滞留します。
暖かい空気は上昇し冷たい空気は下降して滞留するからです。
お湯を沸かすとき、上は暑くてもそこは冷たいのを見らば理解が出来ると思います。
肩こりの原因はふくらはぎの冷え?
下半身、特に脹脛が冷えると、何故、首のこりや肩こりになるのでしょうか。その理由を考えてみましょう。
デスクワークで運動不足になり、全身が血行不良になっています。その上、下半身、特に脹脛が冷えるとますます全身が血行不良になります。
それは脹脛は第二の心臓といわれますが冷えると心臓へ血液を還流する能力が機能しないからです。
脹脛の筋肉が冷えて硬くなると、心臓への血液の還流が悪くなります。
心臓への血液の還流が悪くなると、全身への血液循環が悪くなり、益々脹脛が冷えて機能が落ちるという悪循環になります。
上記の結果、左右の脹脛がより冷えた方の足が縮んで、反対の足より短くなります。
この脹脛が冷えて硬くなり縮んで短くなることをよく理解してください。
肩こりは、左右の足の長さに差ができるから?
左右の足の長さに差ができると、何故、肩こりの原因になるのかを検証しましょう。
左右の足の長さに差ができると、その足が支えている左右の骨盤の高さに高低の差ができます。
骨盤の高い方に上半身は傾いてバランスをとる姿勢になります。
骨盤が低い方に傾くと体が倒れてしまうからです。
上半身が右に傾くと、頭は左に傾きます。上半身が左に傾くと頭は右に傾きます。
体重の一割も有る頭が傾くと首や肩(僧帽筋)に絶えず緊張が走り肩こりの原因になります。
首と頭の傾きの改善方法
首と頭の傾きを修復する法を紹介しましょう。
左右の足の長さの差を揃える方法です。
(1)フラットな床に足(脚)を伸ばして腰を下ろします。片膝を立てます。
(2)立てた脹脛の裏に両方の親指を回して他の指は前で組みます。
(3)少し痛いか気持ちがいいという程度にやさしく揉みほぐしてください。両方の脹脛を痛みが消えるまで揉みほぐしてください。
(1)フラットな床につま先を揃えて寝てください。片膝を立てます。
(2)立てた足をゆっくりと伸ばしていきますがその時、足の裏が床から離れそうになったら足に少し力を入れてポンと蹴って伸ばしてください。左右の足を交互に伸ばしてください。
(3)片方を5回づつ伸ばしてください。
(1)椅子に坐って両手をだらりと伸ばしてください。
(2))その両手に力を入れたまま肩先か耳み耳たぶにつくまでせり上げてください。
(3)耳たぶまで上げ切ったら、そこで一気に脱力してストンと降ろします。
(4)せり上げる時は力を入れて、降ろすときは力を抜いて自然に下してください。降ろす時力を入れると効果がでません。
肩こり改善のまとめ
また、その改善のためのストレッチ方法もわかりやすくて大変参考になりました。
肩こりを解消したくて肩に直接治療を施しても、それは対処療法で根本治療にはなりません。
先に下半身の歪みを治してから、肩のケアをしてください。
僅かな時間でできます。出来れば毎日、実行してくださいね。